玄米粉を使ったお手軽レシピ集

精白米に比べ、玄米には身体に良い栄養素がバランス良く含まれています。その大事な栄養素をそのまま粉末にしたのが玄米粉です。
玄米には糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促し、エネルギーの素になる酵素を作り出したり、脳神経や皮膚、粘膜、髪、爪などの健康維持に欠かせないビタミンB1、B2やB6、ナイアシン、筋収縮を制御したり血管を拡張し血栓をつくりにくくするマグネシウムやカルシウムが豊富に含まれているので、本来なら発育盛りのお子様から生活習慣病が気になる中高年、お年寄りまであらゆる年代の方に必要な食品です。
エネルギー消費量が多いスポーツ好きな方や身体作りをしている方はもちろん、美肌を目指している女性に嬉しいアンチエイジングやデトックスにも効果があると言われています。
でも、玄米のままでは手間がかかるし、小さな子どもやお年寄りには食べにくい…もっと簡単に毎日食べやすい形にできないか、ということで作られたのが玄米粉なのです。
特に食物繊維は白米の約6倍含まれていますので、便秘でお悩みの方にもぜひ試してほしいスーパーフードなのですが「どうやって使ったらいいの?」という方に、お手軽簡単レシピをいくつかご紹介します。

オススメの飲み物

粉末状のいちばんのメリットは、いろいろな場面で使いやすいという点です。毎日のお料理にはもちろん、リラックスタイムの飲み物にも玄米粉を少量入れるだけでバランス良く栄養が摂れるのは嬉しいことです。
サラサラの粉末は、そのまま液体に入れるとダマになりやすいため注意が必要ですが、水で溶いたり他の粉末にあらかじめ混ぜてから使うようにするとダマになるのを防ぐことができます。
まず飲み物でぜひお勧めしたいのが、ホットでもアイスでも美味しいカフェモカです。

【玄米粉のカフェモカ】
材料(カップ1杯分):
インスタントコーヒー 小さじ2
ココア 小さじ1
玄米粉 大さじ1
熱湯 大さじ2
てんさい糖 大さじ1
牛乳 180cc

作り方: 1. 最初にインスタントコーヒー、ココア、玄米粉、てんさい糖はよく混ぜておきます。
2. 1に熱湯を入れてダマにならないように混ぜ合わせます。
3. 2にホットの場合は牛乳を温めて、アイスの場合は冷たい牛乳を加えます。
※底に粉が溜まりやすいので、スプーンで時々かき混ぜてください。てんさい糖が無ければ普通の砂糖でも同じようにできます。

小麦粉の代用として

最近ではグルテンフリーを推奨する動きも盛んで小麦粉の代わりに米粉を使ったパンを扱うお店も増えていますが、
栄養面やダイエット効果を考えると実は米粉よりも玄米粉の方が断然優れているのです。

ただ、玄米粉だけではパンは作れないため、小麦粉の代用として使う場合はお好み焼きやチヂミ、ケーキやクッキーなどが適しています。
強力粉と全粒粉を合わせて作るタイプのパンであれば、全粒粉を玄米粉に代えてホームベーカリーで簡単に作ることができます。食感がとてもモチモチしていて焼きたての美味しさが長持ちする素朴な味わいのパンができあがります。
今回は、どこのご家庭にもある調理器具を使って初心者でも簡単にできる玄米粉のレシピをご紹介します。

【玄米粉のガレット】

材料(1人分):
玄米粉 20g
片栗粉 5g
水 25ml
豆乳(牛乳でもOK) 25ml
卵 1個
サラダ油 少々
塩、お好みでコショウ 少々

具材(お好みで):
トマト 3切
ベーコン 5切
卵 1個
とろけるチーズ 少々

作り方:
1. あらかじめボウルに玄米粉と片栗粉をよく混ぜ合わせておきます。水を入れてダマにならないようによく混ぜます。豆乳、卵を入れてよく混ぜておきます。室温が高いようなら冷蔵庫で5〜10分程度冷やします。

2. テフロン加工のフライパンを熱し、サラダ油を全体にひき、1を丸く流し入れて焼きます。
3. プツプツと穴が空いてきたら具材を中央に乗せ、焦げないようにやや弱火でしばらく焼きます。

4. 周りが硬くなってきたら、四方をフライ返しで折り曲げ、とろけるチーズを乗せ、蓋をして数分間焼けば出来上がりです。
本来はそば粉を使って作る料理ですが、玄米粉を使うとそば粉よりもモチモチしているので、ボリューム感が増して食べ応えがあります。半熟卵とトマト、ベーコン、チーズの相性も抜群でまた食べたくなる味です。具はお好みでいろいろ試してみてください。

【グラノーラと玄米粉の簡単クッキー】

材料(直径約4cm12個分):
市販のグラノーラ 100g
玄米粉 100g
てんさい糖 5g
水または牛乳 100cc
サラダ油 大さじ3

作り方:
1. ボウルに市販のグラノーラ、玄米粉、てんさい糖を入れてよく混ぜておきます。

2. 水(または牛乳)とサラダ油を入れてよく混ぜ合わせます。
3. 天板にクッキングシートを敷き、スプーンで適量すくって手で丸めます。

4. 180℃のオーブンで20分焼いたら出来上がりです。

材料を混ぜて丸めて焼くだけなので、お子様でも簡単にできます。サクサクとした食感がくせになる美味しさです。市販のグラノーラにはドライフルーツなどさまざまな食材が入っていますので、甘さを控えたい方はてんさい糖は入れなくてもいいかもしれません。
また、いろいろなタイプのグラノーラが売られていますので、お好きなタイプのものを使って作るのも楽しいと思います。

【玄米粉の本格ブラウニー】

材料(8個分):
くるみ 50g
玄米粉 100g
ココア(無糖)65g
卵 3個
てんさい糖 170g
サラダ油 100ml
バニラエッセンス 少々
粉砂糖 適量

作り方:
1. 天板にクッキングシートを敷いてくるみを乗せ、180℃のオーブンで5分加熱します。粗熱がとれたら包丁で細かく刻んでおきます。

2. 玄米粉とココアを合わせてふるいにかけておきます。
3. ボウルに卵、てんさい糖、サラダ油を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせ、バニラエッセンスを加えます。
4. さらに2を加えていきますが、かなりもったりしますので、2〜3回に分けて少しずつ加えて混ぜ合わせます。

5. 耐熱容器に流し入れ、天板に乗せ、180℃のオーブンで20分焼きます。
6. 焼きあがったら仕上げに粉砂糖をふり、8等分します。

玄米粉の方が小麦粉よりもしっとり感がアップします。ブランデーやラム酒を加えるとさらに高級感が増して大人の味に、また生クリームやバニラアイスを添えるとさらにおしゃれに、本格的にできます。

トロミ付けとしても

ここでご紹介している以外に片栗粉の代用としてトロミ付けもできますので、スープやシチュー、炒め物のあんかけ風などアイデア次第でいろいろな場面で使うことができます。
玄米の豊富な栄養素が簡単に摂れる玄米粉をぜひ毎日の食卓でご活用ください。

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